送信機とは？

送信機とはその名の通り情報や信号を送り出す機器のことをいいます。

日本では主に電波を利用して送信する機械のことを差すことが多いといわれています。

詳しく言えば電波法によって送信装置と呼ばれていて、無線通信機を利用して信号を送信するために高周波エネルギーを発生する装置で、この信号を受信機で受けて無線機通信を行ないます。

無線送信機は高周波信号を発生させて、信号を増大させて、情報を高周波信号に乗せて送信します。

電波の周波数や偏差や幅などが電波法によって定められていますが、これらの出力が大きいものは火災や感電の恐れがあるので保安上によりそれぞれの規定が定められています。

送信機の変調回路によって方式が変わり、振幅や周波数や位相を変化させます。アナログ方式やデジタル方式などがあります。

陽極変調と変種は振幅変調送信機でよく使用されている方式で、搬送波信号を入力してそれを電源電圧に重畳させて変調出力を得ています。

平衛変調とはバランスともジュレーターという回路で信号波を変調して利用される方式です。

無線機は受信機と送信機によって成り立つ機器です。無線通信を行なうためには数機の受信機を利用してお互いに通信できるように送信機で音声や信号を送る必要があります。

送信機で信号を増幅させるには電力増幅回路が使用されて、送出電力を得ています。被変調波を増幅させるには信号を損なわないようにするために直線増幅器が利用されており、周波数を変調するときには振幅が一定なので電力の効率は優先されます。

無線機はトランシーバーとも呼ばれ、送信機能と受信機能どちらも備えたものも存在します。

送信機は地上テレビジョン放送で使用されています。

中電力段変調方式は映像を送信する段階で増幅変調を行なって、フィルタで下側波帯を除去させて、低電力段変調方式は中間周波数でVSBフィルタにより周波数変換を行なって電力を増幅させます。

その他に送信機はレーダーやラジコンでも使用されます。

このような送信機は受信機と共に無線機として利用されることも多く、現在はスマートフォンが発達して必要ないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、広い場所での連絡や災害時など緊急時の連絡方法としては必須となっています。

このような面で送信機はこれからも幅広い場所で利用されることでしょう。

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